会長ご挨拶
日本弁理士会九州会のWebサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
令和6年度に引き続き、令和7年度の日本弁理士会九州会の会長に就任いたしました、下田正寛(しもだまさひろ)です。
日本弁理士会九州会は、日本弁理士会の地域会の一つであり、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県及び沖縄県の8県で活動する約230名の弁理士が所属しています。そして、この九州・沖縄地域にも、関東地域や関西地域にも負けない、専門性の高い会員が多数所属しています。日本弁理士会九州会は、専門性の高い会員が所属する地域組織として、日々活動していますので、是非、多くの会員を御活用ください。
ところで、日本弁理士会九州会は設立20周年という記念の年を迎えます。そのような節目を迎える中、現在の経営環境、経済活動の状況についてみていきますと、どうしても希望が見いだせない状況が続いています。しかし、見方を変えると、このような時期はチャンスであるともいえます。どういうチャンスなのかといえば、心を落ち着け、立ち止まり、ビジネスや事業等の方向が正しい方向にしっかりと向いているかどうかを振り返り、軌道修正をするためのチャンスです。
ビジネスや事業を成功させるという、大きな目的を達成する。そのためには、目の前の小さな事への取組を、忠実に果たすことがとても重要となります。その中には、知的財産に関する取組みも含まれます。
日本弁理士会九州会は、知的財産に関する支援を行っていますが、一団体ですべての支援を行うことは不可能です。知的財産支援関連団体との協力、連携がとても重要です。
希望は自然には生まれてきません。互いのかかわりの中で支えあい、ともに歩む絆があって、はじめて心に生まれてくるのが希望です。
学生向けの倫理学の授業で伝えていることですが、これからの時代に、重要となってくるものは「良心」の観点だと考えています。この「良心」は英語でのconscienceを意味しますが、語源は、conscientia(ラテン語の「ともに知ること」)であって、善悪の価値判断は含まないものです。コミュニケーションを密にし、お互いを知ることによって、はじめて、協力、連携の土台を構築することができ、希望を見出すことができると考えています。
九州・沖縄地域の経済と産業発展に貢献する活動を、今後も積極的に行って参ります。九州・沖縄地域に所在地を有する企業、個人、団体の方々は、ぜひ日本弁理士会九州会までお問い合わせください。
また、九州会会員及び関係者の皆様からも、御支援、御協力を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。
日本弁理士会九州会
令和7年度会長 下田正寛
令和7年度会長 下田正寛
令和7年度 九州会組織
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